2008/02/18 (Mon) コズミック Category 感想記

というわけで初ですね。清涼院流水。
え、何で今って？　昨日図書館にあったから。

えーっと。
一言で言うともうものすっごく笑わせていただきました。

推理小説でもこれは無いだろ的な大風呂敷。
完全に読者の足元すくいつつそもそもの推理小説ってジャンルも足元掬われてる感が。
っつーかこれを推理小説だと思って読んじゃダメですよ。
エンタメだと思わないとｗ

『読んだあと燃やした』とか『シュレッダーで粉砕した』とかいう伝説もありますが、個人的には楽しかったですよ？
むしろここまで謎の範囲広げてどーやって落ち着かせるのかなぁ……？ってことで興味深々でした。
一応形は落ち着いた（多分）みたいだからそれは良し。
あ、後キャラの人外っぷりがすごい。
黒ずくめとか変な名前の推理方法（技なのかあれ？）まではよしとしてあった人が基本的に失神する美貌ってどんなんだ……！　少なくとも九十九さんは人外だと思いますよ、うん。

とりあえず京極さんばりの長さに耐えられて、（あ、文章は普通にうまいですよ）なおかつどんな変なキャラでも設定でも結末でも切れないぞ……！って人は読む価値あると思います。
いわゆる正統派な推理小説が読みたい方はやめときましょう。多分具合悪くなります。

まぁ異色中の異色ってことでしょうか……楽しんだもん勝ちな気はしますね。