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雑記

急遽移転。色々ごった混ぜの闇鍋状態。本家はhttp://kindlywind.xxxxxxxx.jp/
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泡沫と消える

暗闇の中で君の背中を追っていた
君だけが私の世界の光だと
水から上がったことのない私は
そっと頭上を見上げては
淡い期待を持っていた

尾の代わりに手に入れた脚は
血を踏みしめるたびに痛みが走り
ナイフで刺されたかのようで
それでも私は笑い続けた

声を失った私には
君を思う気持ちを言葉にできず
ただそっと見つめては
目が会うだけで幸せ感じた

もし君が愛してくれれば
私は永遠を得るけれど
もしそうでないのなら
この身は消える運命なのです

君を思えば思うほど
この心は軋むのです
ねぇ気づいて、私に気づいて
見上げていたころより君は近く
されど君の心はまだ遠く



そう、道は別たれた
君の隣で笑うのは
大事な大事な私の友人
どちらもいっとう大切で
とてもとても愛おしいのに
二人で笑う君たちを
見ると心が泣くのです

ああ、私はなんて醜い子なのでしょうか

このあたりでもう終わりを告げよう
大切な大切な君のこと
大事な大事な彼女のこと
どちらも等しく想えるように

この心臓をナイフで少し切り落とす
君への恋心を切り落とす
そうして私は心を封じて
もう一度笑ってみる
君と彼女に、祝福を。


『人魚姫』アンデルセン



アンデルセン集を最近持ち歩いています。
いや、なんか人魚姫って昔思ってたより可哀そうな話なのね。
なんかディズニーのイメージも相まってもうちょい楽しそうな印象でした。
そういえば黄金の王子様とかが入ってる本もあった……。あれどこいったんだろ?

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壊れたマリオネット
誰もいないステージの真中
笑いながらピエロが踊る
けたけたけたけた
笑いながらピエロが踊る

赤い帽子に金の髪
真っ白い顔に涙を一つ
けれど口角広げ
にやりにたりと笑い続ける

手から繋がる糸の先
絡み絡まる操り糸
絡まったそれをほどけずに
それでもピエロは踊り続ける
不格好に危うげに
ただひたすら踊り続ける


けたけたけたけた
偽物の涙を浮かべてピエロは笑う
その笑顔と涙の
どちらが本物なのかと尋ねれば

君と一緒さとピエロは笑う
がんじがらめで自由になれず
無様に愚かに踊り続ける
笑顔はきっと偽物で
涙もきっと偽物だ

それでも踊り続ける壊れたマリオネット

さぁ次は君の番だと
ピエロが私を見て言った
けたけたけたけた
笑いながら泣きながら
不格好なお辞儀を見せて

さぁ、それじゃあ私の番だと
私は舞台袖を出る
ステージの真ん中で
絡まった糸に身を取られ
偽物の笑顔と涙携えて
それでも踊り続ける

きっと私も壊れたマリオネット



こう、なんというか読んだ時の韻の悪さ?はまだある感じだけどまぁ書いてみました見たいな。
まーでも笑ったり泣いたりしなくてもそうしないで生きていけるものです。多分。
てかまぁそれが普通なんだろうな、うん。


ぜつぼうのはな
崩れ落ちる砂の花
花弁もがくも全てが全て
さらりさらりととけてゆく
すくいあげようとした手のひらの上
跡形もなく崩れる花びら

あがき方が分かるのならば
まだやりようもあるだろうに
見失った道の上
まっさらな標を前に
ぼぅとして惑うばかり

いつかの花のその名残を
ざらと舌に流してみる
どろりと溶けた舌の上
つんと抜けるその香り
舌先を毒するそれは

腐った蜜の味がした
愛してる愛してる、愛してた
『もう君には出逢わない 』
 
そう決めたときに思ったんだ
僕は君を愛してた
 
でも、愛してるってドンナコト?
 
 
君を失うことは悲しいはずだ
じゃあ、僕は、あの時、本当に悲しかったのだろうか?
君がいない現実
僕が笑っていた現実
あの頃は誰よりも大事なヒトだった
それが真実ならどうして笑えたのだろう?
 
君を愛すると定義した
それは僕の存在意義だと定義した
君だけを愛していると僕はウソヲツイタ
 
君がいないと心痛んで
君に会えないと悲しくなった
 
けれどその寂しさはまぎれさせることができるのだと気づいてしまった
 
どれだけ悲しくても
どれだけ苦しくても
どれだけ失いたくないと叫んでも
 
君が消えることを恐怖していた僕は、けれどずっと笑ってた
シアワセだったから
カナシクなかったから
 
僕は幸せだったんだ
君が隣にいなくても
 
僕の隣は指定席
他に座るヒトなんていない
 
それはただの嘘だった
 
君の代わりが居ないなんて嘘だ
君の代わりはどこにでもいた
 
弱かった僕の幻想
弱かった君の幻想
君が必要だと思っていたのは、僕が僕についた嘘
きっと僕が必要としたのは僕の嘘だけ
それは誰かがいるという、一つの嘘だった
 
 
僕の隣は空席だ
誰もいないし誰も存在しない
間違っているとは思わない
けれど正しいとも思えない
僕はきっと強かった
僕の隣に席はない
 
誰も居ない、何もない
 
愛してる、愛してる、愛してる、
 
 
 
ダウト

 

エッセイの合間の手遊びに。
「さよなら愛しい人」の続編(って詩で言うのかは分からないけど)。
時系列で言うなら愛しい人よりは前か。
ダウト下手です。ていうか嘘のつき方が下手なんだろうが。
いやだけど別に普通に嘘ついてるときはバレないんだけど……(←
ゲームだとやる気の問題なんだろうか。
さてあと300文字弱……!
頑張れ私。
英文の1000字とか、a the とか入れまくるしかないよね!
 
そして世界はモノクロになる
今日の空はまるで僕の中途半端な心映すよう
雲に覆われ、ゆらゆらと
かすかに風を感じるけれど、凍った時はそよともしない

ただ一人、そこにたたずむばかり

訳もないのに不安だけが浮かぶ
アタリマエの毎日が、ふと色褪せていく気がした




心に恐怖、掌にほんの少しの期待
両方を抱えてゆっくり歩く

明日の絵を描こうとしても
今は何も浮かばない

真っ白なキャンバスに戯れに今日と同じ色を乗せた
明日が同じである保障などないのにもかかわらず

昨日の私がいるから今日の私があるなんて
格好つけた言葉はいえない
今日の私は昨日とは違うのよ!
そういいたいの
どこが違うかなんて分からないけれど

祈ることはただ一つ
キャンバスがブルーで染まらぬように
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暇じゃないはずなのに書き続ける物書きもどき。結構長くやっている割に上達しないという。
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