雑記
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「今日、かみさまを失くしました。」
彼にとって僕に出会ったのはただの偶然だったのだろう。世界の渡り人に巡り合ったというあまりの幸福に、僕は有頂天になってしまった。
彼に出会うまで、僕は「神」という存在を信じたことは無かった。その概念に値する存在を知らなかったからだ。知らないものは僕にとって、否、僕らのような真理を追究するものたちにとってはイコール無いものだった。
だから彼との出会いは僕の世界を変えた。あれ以上に衝撃的にも世界が塗り替えられていく瞬間を味わうことは、もう二度とないだろう。一度鮮烈な光を覚えてしまうと、他のものは一気に色褪せてしまう。
初めて神に値するものをに出会い、僕はただ盲目的に信仰した。彼の存在が僕の幸福となり、彼の惑いは僕の不幸となった。
いつか終わる夢とどこかで分かってはいながら、僕は信じ続けていた。
彼が存在する限り、僕の幸福に限りは無いのだと。
彼の喪失の時が僕の幸福な時間の終焉だと知りながら、それでも僕はただ盲目的に、信じていた。――この時の、永遠を。
サリエル・S・シャイターン
彼が僕にたった一つ伝えた彼自身の名前。渡り人の性なのか、それともただの気まぐれか、他のことは何一つ教えてくれなかった。
その名を呟いて。
せめて行く前に教えて欲しかったと思うのだ。唯一つの言葉で、良かったのだから。
かみさま、失われたものは戻るのでしょうか。
サーちゃんってばフライング!(←一言も話してないですけどね。
やー、今徹夜? というか先に2時間仮眠とってかぶっ続けで勉強して外が明るくなった午前6時なのですが、ちょっと思いついたら止まらなくて。
サリエル・S・シャイターン
サリエルは熾天使の一人で、別名「神の命令」。人の霊魂が罪を犯さないように見張る役割を持っていましたがのちに人に月の運行に関わる秘密を教えたために堕天させられたといいます。
で、SはSeraph、つまりまんま熾天使の略。
シャイターンはアラブの妖怪の位の一つです。イフリートの下、ジンの上の位になりますね。
で、イニシャルするとS.S.Sなのですよ。微妙なこだわり(笑
まぁサーちゃん本格的に書けるようになるのはまだまだ先になりそうですが。
とりあえず勉強に帰ります。
P.S 一応釈明というか弁明しておきますと、この話はかみさまの話じゃありません。
サリエルはTPOによってキャラが変わる万華鏡なのでこの錬金術師には神に見えましたが他の人が見ると悪魔だったり腹黒だったり極悪人だったりボケだったりたまに天使だったりします。
間違ってもサリエル=神様ではありません。
シリーズ名つけるなら絶対にkaleidoscopeにします。